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 地蔵めぐりの「二十四」は何からきたのでしょうか。お地蔵さんの縁日が毎月24日であるとのことですが・・・。
 それでは、二十四ケ所を見てみましょう。

 

 

 

 

二十四ケ所地蔵めぐり 一番~八番

番   号 対    象 概                要
一番 宝戒寺 子育経読地蔵(こそだてきょうよみじぞう)は本尊で国の重文、本堂に自由にあがり拝観できます。
二番 来迎寺
(西御門)
報恩寺(岩上)地蔵(がんじょうじぞう)は、電話の予約で、如意輪観音ほか貴重な仏様とともに拝観できます。
三番 覚園寺 国重文の黒地蔵(火焚き地蔵とも)はガイドの案内で拝観します。そのお話を聞いて、お地蔵様のやさしさを改めて感謝することになるでしょう。
四番
六番
杉本寺 本堂右手の囲いの中に四番の石造の身代わり地蔵と六地蔵を、堂内では六番の尼将軍地蔵を間近に拝観できます。
五番 光触寺 地蔵小屋で六地蔵とともに、ほほえましい伝説をもつ塩嘗地蔵(しおなめじぞう)を拝観できます。
七番 瑞泉寺 本堂左手の地蔵堂で、どこも苦地蔵(市指定文化財)を拝めます。心の持ち方を考え直す機会になるかもしれません。
八番 円応寺 詫言地蔵(わびごとじぞう)は、本堂内左手前に安置されており、閻魔大王などと共に間近に拝観できます。私たちに代わって閻魔様に詫びてくれる頼りになるお地蔵様です。

 

二十四ケ所地蔵めぐり 九番~十八番

番    号 対    象 概                要
九番
十番
建長寺 仏殿の本尊は堂々とした地蔵尊ですがこちらではありません。九番の心平寺地蔵(しんぺいじじぞう)はその脇、千体地蔵に囲まれて安置されています。十番の斎田地蔵(さいたじぞう)は5~6cmのもので、宝蔵にあり拝観できません。代りの摸刻像が本尊の胎内に納められているとのことです。
十一番 建長寺の裏山
半僧坊
半僧坊大権現本堂の先の地蔵堂で勝上巘地蔵(しょうじょうけんじぞう)を拝観できます。
十二番 浄智寺 聖比丘地蔵(ひじりびくじぞう)は鎌倉国宝館で陳列中です。
十三番 円覚寺正続院 院の境内には入れませんので手引地蔵は直接拝観できません。
十四番 円覚寺仏日庵 北条時宗廟所の左手の堂「仏日庵」の本尊で延命地蔵は堂外から拝観できます。
十五番 岩船地蔵堂 岩船地蔵(いわふねじぞう)は源頼朝の長女大姫の守り本尊と伝えられています。八角堂の扉に設けられた隙間からお前立の木造の地蔵尊を拝むことができます。本仏石造地蔵尊は堂内の奥に祀られていて直接拝観はできません。
十六番
十七番
浄光明寺 十六番網引地蔵(あみひきじぞう)は石造で裏山の山腹に安置されており、拝観できます。十七番矢拾地蔵(やひろいじぞう)は宝蔵蔵に安置されています。開館は、木・土・日、祝日 雨天多湿の日は閉館。8月は閉館。
十八番 寿福寺 地蔵菩薩立像(国重文)は鎌倉国宝館に展示されています。

 

二十四ケ所地蔵めぐり 十九番~二十四番

番    号 対    象 概            要
十九番 東漸寺 日金地蔵(ひがねじぞう)(横須賀市指定文化財)が祀られている東漸寺は横須賀市武2-12-13にあり、JR衣笠駅よりバスで10分 南武入口で下車すぐ。堂内に自由にあがり拝観できます。写真撮影可。
二十番 導き地蔵 導き地蔵(みちびきじぞう)は江ノ電極楽寺駅から極楽寺に向かう道の途中、桜橋の先、右手の地蔵堂で拝観できます。
二十一番 月影地蔵堂 月影地蔵(つきかげじぞう)が祀られている月影地蔵堂は、稲村小学校から北へ、数分先の左手です。
二十二番 光明寺 延命(網引延命)地蔵は、本堂の右手にある地蔵堂で拝観できます。
二十三番 延命寺 身代地蔵(裸地蔵)は本堂外からの拝観となります。
二十四番 安養院 日限地蔵(ひぎりじぞう)(子安地蔵)は山門を入ってすぐ左手の地蔵堂で拝観できます。

 

 

地 蔵 菩 薩

(以下の記述は、諸説の一つで、また厳密に述べるものではありません。)

  お地蔵様とかお地蔵さんと親しみを込めて呼ばれている地蔵菩薩は、観音菩薩・弥勒菩薩などとともに菩薩のグループに属し、釈迦如来・阿弥陀如来など如来(真理を悟ったもので、狭い意味での仏とも)のグループの次にあり、そもそもは、悟りを得て如来になるために修行をかさねている者とされています。
  釈尊が入滅して、つぎに弥勒菩薩が仏として56億7千年後に現れるまでの間、地蔵菩薩が衆生救済のために働いてくれているとの考えがあります。


  インドが起源で、クシティ・ガルバ(地蔵)は”大地の母胎”を意味するとのこと。しかし今日の地蔵像は中国にあるといわれ、さらに日本で独自の展開がなされたということです。

  死後の世界の入口に、三途の川があり、そこにある賽の河原では、親に先だって亡くなった子どもたちは、親不孝の罪を償うためにここで石を積んでいます。すると鬼がきて、それを崩してしまいます。そこに地蔵菩薩が現れて救ってくれるといわれています。 さらに、死後の世界には六道(地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天)が待っているのですが、それぞれに地蔵菩薩がいて、救いの手を差し伸べてくれると言われています。


 

像   容

  お坊さんと同じように頭を丸め、簡単な衣をまとっています。通常、右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、立像と坐像があります。

 

種   類


鎌倉二十四ケ所地蔵巡りでは、いろいろなお地蔵さんに出会うことができます。お楽しみに。